世の中には運のいい人悪い人がいます。
何をやっても上手くいかない。
やることなすこと失敗の連続で「あー自分は何て運がないんだ!」という人がいれば、道を歩いていればお金を拾ったり、欲しいモノが偶然手に入ったり、何をやっても上手くいく人もいます。
同じように生きていても運の良い人悪い人がいるのは何でなのでしょうか?
今回は、科学的な実験なども交えながら運のいい人になるためにはどうすればいいのか?
幸運やチャンスと言うのは身につけられるものなのか?と言うお話をします。
そもそも運ってな~に?科学的な実験でわかった【運】の正体とは?
ある実験の話をします。
運がいいと思っている人と、運が悪いと思っている人の宝くじが当たる確率を調べました。
どちらが当たる確率が高かったと思いますか?
「そりゃあ、運がいい人のほうが当たる確率が高いんじゃないの?」と思いますよね。
実はこれ変わらなかったんです。
冷静に考えて当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
ランダムに当たる当たらないっていう率は、誰でも同じと言うことなんです。
つまり運とは誰にでも平等で同じだけチャンスをもらっていると言うことが、この実験で明らかになったのです。
とは言え世の中には「この人運がいいよね~」って人もいれば「いつもこの人貧乏くじひくよね~」って人もいますよね。
あれって何なんでしょうかね?
なんで運の良い人と悪い人がいるんでしょうか?
これには科学者も考えまして、色々と運についての実験をしています。
どうも運の良し悪しを決めるのは実は「性格」なんだと言うことがわかってきたようなのです。
じゃあその性格ってどうなん?
ってことでさらに詳しくお話しします。
性格特性の5因子と運のいい人の特徴
人の性格について心理学者が調べたところ性格特性の5因子というのがあることがわかってきました。
- その1:誠実性(マジメさ)
- その2:外向性(社交性・活動的)
- その3:調和性(協調性・思いやりがある)
- その4:神経症傾向(情緒が安定しているか・不安を感じやすいか緊張しやすいか)
- その5:経験への開放性(新しい未知の事を楽しめるか・好奇心が強いか)
この5つの要素でその人の性格がわかります。
中でも運のいい人と言うのは、その2と5の「外向性」と「経験への開放性」のスコアが高いようなのです。
運がいい人の特徴はと言いますと、周りの人から援助を引き出すのが上手いだとか、周りの人と仲良くなるのが得意とか、チャンスに気づきやすいとか、そういうことですね。
つまり社交的、活動的で好奇心の強い人が運がいいと言うことになります。
ただしこれはイギリスやアメリカの実験によるものなので、そのまま日本人に当てはまるかはわかりません。
イギリス、アメリカにおいて、例えば道に落ちているお金に気づきやすいとか(ワザと道にお金を落としておく)、となりに座った富裕層(さくら)に声をかけやすいとか(これも富裕層を隣に座らせてみた)
ある実験では、新聞に何枚の写真が載っているか当てた人には100ドルをあげます、と言った記事をのせた場合、運のいい人の方が見つける確率が3倍くらい高いとか。
実はその新聞には2枚目をめくると「この新聞には47枚の写真が載ってます」って書いてあったのです(笑
それに気づくか気づかないか・・・
気づく人は、外向性と経験への開放性が高くてチャンスをモノにすることができやすい傾向にある、と言うことがわかったわけです。
好奇心を持って活動的だとチャンスをつかむ率が高くなるわけです。
つまり「運がいい」ということになるのです。
本当に運がいいように見えるんですね。
振ってくるランダムの運は変わらないとすれば、いかにその「運をつかめるか」がポイントとなるのです。
結果、物理的に色んな人と付き合ったりモノに興味を持ったりすれば運が良くなると言えます。
◎まとめ
運は誰にでも平等!運のいい人とは、チャンスに気づく人・新しい経験を怖がらない人
運のいい人の習慣・運を良くするための方法5つ
せっかくなんでもう少し運についてお話しします。
実際に運のいい人になるにはどんな事をすればいいのでしょうか?
一番いいのは「運のいい人のマネをする」ことです。
運のいい人の習慣について紹介していきます。
出来ることがあればどんどん取り入れていきましょう!
◎運がいい人の習慣
①迷った時は直感で決める。
人生は選択の繰り返しです。
生きてく為には常に選択を迫られます。
運のいい人は、選択で迷ったときズバリ「直感」で決めます。
運がいい人は、無意識かもしれませんが自分の直感や思いつきで決めていき、結果的に本人にとってそれが一番良かったと思えるところに落ち着きます。
それがまわりから見ると「この人はいつもうまくいってる」と思わせてしまうのです。
あれこれ考えて決められない時は、考えるのを一旦止めて「何となくこっちがいいかも?」と感覚で決めてみましょう。
②考え方が常にポジティブ。
運がいい人は、たとえ不運なことが起きても「まあこんな時もあるさ、次はきっと良いことが起こるはず」とポジティブに考えます。
幸運な時は「よっしゃ、ラッキー!」とそれはそれでポジティブに考えます。
結果、運がいい事しか起こらない。
他人が見れば「アイツはいつも運が良さそうだ」と思われるわけです。
人生山あり谷ありで、誰でも生きてれば様々な問題が起こります。
しかし、どんな厄介な問題も必ず結末がやってきます。
運がいい人は、その結果に対してたとえ悲しい結末だったとしても、人生はそういうものだと前向きに受け取れる余裕があります。
「なんとかなるから大丈夫だ!」
日々そういう習慣で生きているから、ピンチはチャンスになり、チャンスは更にハッピーととらえて物事が上手く進んでいく。
それをみて「アイツは運がいい」と言うわけです。
③いつもニコニコ笑顔で過ごす
「笑う門には福来る」と言いますが、いつもニコニコしている人には運がいい人が多いです。
嬉しい時楽しい時は誰でも笑顔になるのは普通ですが、運のいい人は普段から笑顔です。
あなたはムスッとして表情の暗い人と、ニコニコして明るい表情の人とどちらが話しかけやすいですか?
もちろん明るい人ですよね?
そして明るい人と話す時は、明るい楽しい話題から話しませんか?
明るくて話しやすいと言うことは、人がいっぱい集まってきてみんな幸せな気分になります。
笑顔は幸運を引き寄せる力を持っているのです。
笑顔と言いましたが、無理にニコニコしてなくてもいいのです。
表情を明るくしてればいいのです。
コツは口元を少し上げることを意識してみてください。
これだけでも印象は明るくなります。
何か最近ツイてないなと思ったら、少し口元を上げて明るい表情を作ってみてはどうでしょう?
④積極的に行動する
先ほどの運のいい人の性格のところで、外向性(社交性・活動的)の高い人というのがありました。
消極的な人は運が悪いです。
言い切ってしまいましたが、ビジネスで考えてみると消極的な人と積極的な人とではどちらが仕事ができると思いますか?
あなたならどちらに仕事を頼みたいですか?
もちろん積極的で前向きな人の方ですよね?
そもそも積極的な人は仕事を待ったりしません。
自分で取りにいきます。
いわゆるチャンスをモノにする力を持っているわけです。
仕事以外でも勉強や恋愛でも上手くいく可能性が高いです。
自分は消極的だからダメだなと諦めてませんか?
確かに急には無理かもしれませんが、まずは小さいことから始めてはどうでしょうか?
今よりホンの少し積極的になってみてください。
それを続けていけばいつの間にか積極的な人になっています。
「そういえば最近運がいいぞ」と思えたらしめたものです。
⑤夢を持って生きている
あなたは「夢」を持って生きていますか?
運がいい人は夢を持っています。
夢を持って生きていると、それを脳が叶えようとして働きだします。
例えばこんな経験ありませんか?
車が欲しいと思ったとします。
車種とか色とかも決まっていて「欲しいな~」と考えていると、街でよくその車を見かけるようになったとかテレビでCMを見ることが多くなったとか・・・
これはいわゆる「脳のフィルター」のスイッチがONになった状態なのです。
つまりその車を手に入れる為に脳が行動を起こすわけです。
これって車に限らずあなたが「叶えたい夢」についても同じことが言えるのです。
夢を叶える為に脳のスイッチが入り、少しでも早く実現できるために都合の良い事が次々に起こるのです。
結果運が良くなった、そう感じるのです。
周りが変わったわけではなくあなたの脳のフィルターが変わっただけなのです。
夢を持つだけで運が良くなるんですから今すぐやらない手はありませんよ!!
以上「運のいい人の習慣」を5つ紹介しました。
まだまだ沢山ありますが、まずはあなたの身近にいる運のいい人を見つけてマネしてみることから始めてみてはいかがですか?